教師!修業中!

小学校教員として働いて、日々思うことや実践を綴っていきます。

読書「ぬまっちのクラスが『世界一』の理由」

著者 沼田昌弘


1975年、東京生まれ。国立大学法人 東京学芸大学附属世田谷小学校教諭、学校図書生活科教科書著者、ハハトコのグリーンパワー教室講師。東京学芸大学教育学部卒業後、インディアナ州立ボールステイト大学大学院で学び、アメリカ・インディアナ州マンシー市名誉市民賞を受賞。スポーツ経営学の修士を修了後、同大学職員などを経て、2006年から東京学芸大学附属世田谷小学校へ。児童の自主性・自立性を引き出す斬新でユニークな授業が読売新聞「教育ルネッサンス」に取り上げられて話題に。教育関係のイベント企画を多数実施するほか、企業向けに「信頼関係構築プログラム」などの講演も精力的に行っている。

http://qreators.jp/qreator/numataakihiro


ダンシング掃除、内閣制度、子どもによる授業など、楽しい実践が書かれています。

著者の沼田さんは、MC型教師、ひな壇型教師と言われているそうです。


子どもの本来の力を信じて任せてみる、、、言葉にするには簡単ですが、実際のところするのは難しいです。

沼田さんの新たなものに挑戦していこうという気持ちが素晴らしいです。

教室を常に綺麗に!

担任になって以来、子どもたちが下校した後毎日教室を掃除して机・椅子の整頓をしています。

教室が綺麗だと子どもたちも落ち着いて行動すると思っているからです。

これは、犯罪心理学の「割れ窓理論」とも似ていると思います。


窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論。軽犯罪を取り締まることで、犯罪全般を抑止できるとする。米国の心理学者ジョージ=ケリングが提唱した。ブロークンウインドーズ理論。米国ニューヨーク市ではジュリアーニ市長(在任1994~2001年)がこの理論を応用し、地下鉄の落書きなどを徹底的に取り締まった結果、殺人・強盗などの犯罪が大幅に減少し、治安回復に劇的な成果をあげたとされる。

、、、デジタル大辞林より引用


教室が汚いと、子どもたちも気持ちが荒れ、いずれは学級崩壊に、、、とは言い過ぎでしょうか?


ともあれ、落ち着いて学習・生活できるように子どもたちともに(一番は教師が率先して)床に落ちているゴミを拾っていきたいです。

クレーム対応研修

教務主任や研究主任、学年主任などの中堅教員を対象とした時間外の研修に参加しています。(講師は校長先生・教頭先生などで準公的研修の雰囲気です。)


事前に事例が渡されており、グループで対策を考えてきました。前半・後半でクレームを言う側、対応する側に分かれて対応し合い、最後に校長先生、教頭先生からの指導がありました。


そこでの学びを書きます。

・担任がしっかりと誠意を見せての謝罪は大切。人は感情で動く。

・保護者は、具体的な対策である「モノ」があると安心する。

・怪我での対応の失敗は、担任ではなく管理職から先に謝罪することも考える。

・加害者の人権も守る。

・クレームは複数の教員で対応する。

・首から上の怪我は病院へ連れていく。

・傾聴の姿勢が大切。